校長室より


 

 品川区立大井第一小学校 校長  藤森 克彦

  大井第一小学校は今年度145年目を迎えました。区内卒業生はすでに2万人を超え、地域社会で活躍されている多彩な人材を輩出しており、今では区内で一番児童数が多い小学校です。長きにわたる歩みは多くの方々のご支援をいただいており、地域の文化・歴史、そして地域の方々から学ぶ特色ある活動は、まさに「地域とともにある学校」としての姿をあらわしています。
 さて昨今、それぞれの学校では「特色ある教育活動」と謳っていますが、その内容は、長い歴史を通して培われてきた校風といったものもあれば、その時代時代の要請や地域社会のニーズに応えながら創り上げてきたものなどさまざまです。
 久しぶりに衣服等をたんすから取り出すと、たんすの匂いが服に染みついているように、微量の薫りでもいつの間にかその薫りが移っていることがあります。「薫り」と「習う」という字を組み合わせて「薫習(くんじゅう)」という言葉のとおり、長い時間をかけて習慣として常に働きかけることによって影響を与えていくという意味ですが、学校によって特有の薫りがあると思います。
 ぜひ本稿の教育活動をご覧いただき、その薫りはどんな香りなのか。「大井第一小学校はいい薫りがしますね」と評価をいただける学校づくりをさらに進めてまいります。